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堀井学衆院議員が辞職 公選法違反「深くおわび」

共同通信 2024年8月28日 18時15分

 公選法違反事件で自民党を離党した堀井学衆院議員(52)=比例北海道=は28日、額賀福志郎衆院議長宛てに辞職願を提出し、許可された。辞職願の提出に先立ち「全て私の順法精神の欠如が原因だ。深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。東京地検特捜部は、地元有権者に香典を配布したとして、堀井氏を公選法違反の罪で近く略式起訴する方針だ。

 コメントでは捜査の過程で、政治家本人以外の代理人が香典を持参し、公選法に抵触する行為が発覚したと認め「選挙で託された1票を踏みにじる結果となった。次期衆院選への不出馬だけでは不十分との結論に達した」と説明した。

 堀井氏は派閥の解散方針を決めた自民安倍派に所属し、派閥裏金事件で2018年以降、計2196万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。党役職停止1年の処分を受け、次期衆院選に立候補しない考えを表明していた。

 リレハンメル冬季五輪スピードスケート男子500メートルの銅メダリストで、12年に北海道9区で初当選し、現在4期目。

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