台風10号の影響で中国、四国地方では30日までに、1人が死亡したほか強風にあおられ転倒し負傷した人が相次いだ。徳島県上板町で29日午後、大雨の影響で崩落したとみられる木造住宅の屋根の下敷きになった80代男性が搬送先の病院で死亡した。同県には当時、記録的短時間大雨情報が出ていた。
島根県警などによると、同県益田市の川付近では80代女性が倒れているのが見つかり、30日に意識不明の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。
広島県呉市によると、29日午後に強風で転んだ80代女性が右腕と右太ももを骨折。山口県では同日、80歳と85歳の女性2人がいずれも風にあおられ転倒し重軽傷を負った。