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高市氏、靖国参拝欠かさぬ保守派 閣内不一致の言動も

共同通信 2024年9月9日 17時4分

 自民党の高市早苗経済安全保障担当相は、党内有数の保守派で、終戦の日や例大祭に靖国神社への参拝を欠かさない。「鉄の女」と呼ばれた故サッチャー元英首相を尊敬、女性初の首相を目指す。高い発信力が持ち味だが、閣内不一致と取れる言動もあり、「もろ刃の剣」との懸念もある。

 奈良県出身で、松下政経塾や民放キャスターを経て1993年に初当選。沖縄北方担当相や女性初の党政調会長、歴代最長の総務相などを務めた。サイバーや経済安保、憲法など幅広い分野に精通する。

 X(旧ツイッター)やユーチューブなどの総登録者数は約100万人に上る。ただ岸田文雄首相の防衛費増額に伴う増税方針を巡り「総理の真意が理解できない」と投稿。能登半島地震を踏まえ、2025年大阪・関西万博の開催延期を首相に進言したと明かし「閣内不一致」と批判を浴びた。

 21年の前回総裁選で後押しを受けた安倍晋三元首相の死去後、国会議員の仲間づくりが課題となっていた。勉強会を重ねたものの「飲み会は苦手」と公言。空き時間は原稿を執筆、各地での講演に飛び回った。

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