【ワシントン共同】米政府は13日、ロシア国営報道機関「ロシア・セゴドニャ」など3団体と編集者2人に制裁を科した。ロシア政府と協力して10月に選挙があるモルドバで暴力的な抗議活動による騒乱を起こそうとしたという。モルドバは大統領選と同時に、EU加盟に向けた憲法改正の是非を問う国民投票を予定している。
ブリンケン国務長官は13日の記者会見で、ロシアを非難し「米国の民主主義を弱体化させる秘密活動だけでなく、世界中の主権国家の内政に干渉している」と訴えた。
国務省は4日に制裁対象に追加したロシア国営テレビRTがロシア政府からサイバー活動能力を得て世界各地で情報活動をしていたとも指摘した。