【ベルリン共同】来年9月に総選挙を控えるドイツの最大野党、保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は17日、キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首(68)を首相候補にすると発表した。世論調査でCDU・CSUは30%以上の支持率を保ち首位を独走しており、メルツ氏が次期首相の最有力となった。首相候補は党の顔として総選挙を戦い、勝利した場合に首相となる。
16日公表の世論調査では、CDU・CSUが支持率33%、移民排斥を掲げる右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が19.5%で続き、与党、中道左派の社会民主党(SPD)は14%と低迷している。