【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は18日、北朝鮮が平安南道价川付近から北東方向に向けて短距離弾道ミサイルを複数発射したと発表した。日本政府も北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが複数発射されたと明らかにした。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下し、被害情報はない。
北朝鮮のミサイル発射は、今月12日以来。北朝鮮はごみをぶら下げた風船を韓国側に向けて飛ばし続けるなど、緊張を高めている。韓国メディアは、11月の米大統領選に向けて軍事力を誇示する意図があると指摘した。
日本外務省によると、日米韓の高官は18日、ミサイル発射を受けて電話協議し、地域と国際社会の平和と安全を脅かすとして強く非難した。
日本政府は、国民の安全に関わる重大な問題だとして北朝鮮に対して厳重に抗議。木原稔防衛相は「明白な国連安全保障理事会の決議違反で、断じて容認できない」と述べた。
韓国軍は、短距離弾道ミサイルの飛距離が約400キロだったと明らかにした。日米韓が詳しい性能を分析している。