23日投開票の立憲民主党代表選を前に、共同通信は21日までに党所属国会議員136人に聞き取り調査を実施し、支持動向を探った。野田佳彦元首相(67)が3割超の43人の支持を固めて依然リードを保ち、枝野幸男前代表(60)が30人で後を追う。吉田晴美衆院議員(52)は22人、泉健太代表(50)は21人で苦戦が続く。1回目の投票では4候補がいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっている。
野田氏を推すのは、自身や小沢一郎衆院議員がそれぞれ率いるグループのメンバーが中心。階猛、後藤祐一両衆院議員も加勢する。
枝野氏は、自身が顧問を務める党内最大のグループ「サンクチュアリ」が半数超を占める。長妻昭政調会長も支援を決めた。
吉田、泉両氏は推薦人からの上積みが図れていない。立候補が取り沙汰された江田憲司元代表代行は吉田氏、馬淵澄夫元国土交通相は泉氏と対応が分かれた。20人は態度不明だった。
代表選では、国会議員が1人2ポイントを持つ。