自民党総裁選の候補者は21日夜のインターネット番組で、税収増の方策を巡り討論した。石破茂元幹事長は「法人税は引き上げる余地がある」と言及。小泉進次郎元環境相は、欧州で導入の流れが起きている炭素税創設を検討する考えを示した。一方、高市早苗経済安全保障担当相は数年間は増税に反対するとした。
石破氏は「税負担する能力がある法人はまだある。もう少し負担をお願いしたい」と語った。所得税に関しても負担増を求める余地があるとした一方、消費税率は当面維持するとした。
小泉氏は、炭素税を導入しなければ対欧州貿易で課税されてしまうと指摘。「国内に環流する形の税を仕込むことが大事だ」と述べた。