【ウィルミントン共同】岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、米東部デラウェア州ウィルミントンにあるバイデン大統領の私邸で日米首脳会談に臨んだ。両氏は、日米が自由で開かれた国際秩序の中核を担う「グローバル・パートナー」であり続けると確認し、同盟の抑止力、対処力の向上で一致した。中国による東・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに反対し、毅然と対応する方針を確認した。
いずれも退任を控える両氏の会談は最後となる見通し。バイデン氏は首相に「日米の発展や国際社会が直面する課題への貢献を称賛する」と伝えた。首相はバイデン氏の指導力で日米同盟がかつてなく強固になったと評価した。