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兵庫県知事、失職し出馬意向 議会解散せず出直し選へ

共同通信 2024年9月26日 11時12分

 疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会で不信任決議を受けた斎藤元彦兵庫県知事が30日付で自動失職した上で、今後の出直し選挙に出馬する意向を周囲に伝えたことが26日、関係者への取材で分かった。議会解散は断念したとみられる。午後3時から県庁で記者会見を開き、表明する見通し。失職後50日以内に知事選が行われる。斎藤氏は25日、記者団の取材に「最後の覚悟をどうするかだ。すごく悩んでいる」と語っていた。

 不信任決議は19日の議会開会日に全会一致で可決。県政に深刻な停滞と混乱をもたらした政治的責任は免れないと突き付け、提案理由を説明した最大会派自民党は「これ以上県政を担い続けることは不可能」と断じた。

 県議会各会派は斎藤氏の決断に備え、既に知事選の候補者選びに動き出している。前回斎藤氏を支援した維新の会は、斎藤氏が辞職・失職し出直し選挙に打って出たとしても独自候補を立てる方針。最大会派自民党は水面下で数人に声をかけている。

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