【北京共同】中国軍は26日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を25日発射した際の画像を公開した。今回のICBMは米国の大半を射程に収めるとされる「東風31AG」との見方が広がっており、米国や対中連携を強める関係国をけん制する狙いがあるとみられる。
中国軍は25日午前、軍事演習で模擬弾頭を搭載したICBM1発を発射し、太平洋の公海の予定海域に落下させた。公開画像はICBMが草原から火炎と白煙を発しながら上昇する様子を写している。
「東風31AG」は、中国で2017年7月に初公開された。米国の迎撃ミサイルを回避する性能が向上し、運搬車両の改良によりどこからでも発射が可能とされる。