【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は27日、公開市場操作(オペ)で金融市場に資金供給する際の7日物の短期金利を同日から0.2%引き下げ、1.5%にしたと発表した。7日物金利は主要政策金利として重視している。金融機関から強制的に預金の一定割合を預かる預金準備率も0.5%引き下げた。減速傾向の強まる景気を下支えする。
24日に人民銀の潘功勝総裁が北京で記者会見した際にこれらの金融緩和の方針を表明していたが、実施日は明らかにしていなかった。
預金準備率は金融機関の規模ごとに異なるが平均6.6%に下がる。新たに1兆元(約21兆円)の資金が市場に供給される効果があると説明している。