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遺族が危険運転へ訴因変更を要望 群馬の家族3人死亡事故

共同通信 2024年9月27日 18時20分

 群馬県伊勢崎市の家族3人死亡事故の遺族が27日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪で起訴されたトラック運転手について、より法定刑の重い同法違反(危険運転致死傷)罪への訴因変更を求める要望書を前橋地検に提出した。

 運転手は鈴木吾郎被告(69)。県警は酒を飲んで正常な運転ができない状態だったとして危険運転致死傷容疑で逮捕していた。

 地検は起訴後も捜査を続けている。遺族によると、面会した担当検事は「いろいろ証拠をそろえ、確証を得た。訴因変更できるよう努力する」と話したという。

 取材に対し、亡くなった塚越寛人さん(26)の妻は「明らかに過失ではない事故で、このままでは納得できない」と訴え、寛人さんの双子の兄は「鈴木被告が反省していないと聞き、複雑な気持ちでいっぱいだ」と語った。

 起訴状などによると、鈴木被告は5月6日、法定速度を超える時速90キロまで加速し、対向車線にはみ出して乗用車2台と衝突。寛人さんの父正宏さん(53)、子の湊斗ちゃん(2)も死亡させたとしている。

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