和歌山県新宮市と三重県紀宝町の境を流れる熊野川に新しく架けられた橋の上で29日、双方の住民が綱引きで交流した。両県を結ぶ橋を含む道路の完成を祝うイベント。子どもの部と大人の部で計640人が参加し「わっしょい、わっしょい」のかけ声が響いた。
完成したのは821mの「熊野川河口大橋」を含む2.4キロの国道「新宮紀宝道路」。橋の上で長さ約250mの綱を住民が引き合った。
子どもの部、大人の部ともに和歌山が勝利。新宮市の小学6年の佐々木孝介さん(12)は「楽しかった。最高」と喜んだ。
交流綱引き大会は、1999年から2004年まで実施されていた。道路の完成を祝って今回限り復活した。