立憲民主党が次期衆院選で、石破茂自民党総裁の選挙区となる鳥取1区に元アナウンサーで東京都職員の50代男性を擁立する方針を固めたことが分かった。関係者が30日、明らかにした。鳥取1区から旧民主党系が立候補するのは、自民党が下野した2009年衆院選以来となる。
立民鳥取県連が近く党本部に公認申請する。鳥取1区では他に共産党が新人岡田正和氏(42)の擁立を決めている。
石破氏は小選挙区制が導入された1996年衆院選以来、鳥取1区の議席を確保し続けている。21年の前回選は岡田氏との一騎打ちで、有効票の8割超を占めて圧勝。旧民主系は09年以降は候補者を立てられない状況が続いていた。