埼玉県所沢市の住宅に複数の男らが押し入り現金を奪った事件で、県警に強盗致傷容疑で現行犯逮捕された住所、職業不詳の自称海藤貴志容疑者（43）が、秘匿性の高い通信アプリを通じて指示を受け、犯行に及んだといった趣旨の供述をしていることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は同日、強盗致傷などの容疑で現場付近にいた、いずれも住所、職業不詳で自称佐藤聖峻容疑者（24）と和佐裕夢容疑者（28）も逮捕。他にも関与した人物がいるとして行方を追っている。
捜査関係者によると、交流サイト（SNS）などでつながる匿名・流動型犯罪グループ（匿流）と関連があるとみられる。
犯行に使われたとされる車のうち2台は、9月30日に東京都国分寺市で発生した強盗致傷事件で使用された車両と同一とみられ、警視庁などは2事件の関連を調べている。また同28日に東京都練馬区の住宅で起きた強盗致傷事件との関連も捜査している。