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イスラエル、限定侵攻の規模拡大 レバノン南部、1個師団が参加

共同通信 2024年10月2日 20時9分

 【エルサレム共同】イスラエル軍は2日、親イラン民兵組織ヒズボラ掃討を狙い「限定作戦」として進めるレバノン南部での地上侵攻に、三つの旅団や追加部隊を含む1個師団が参加したと発表した。連日部隊の招集や派遣をしており、規模が大きくなっている。軍やレバノン国営通信によると、2日未明にかけて首都ベイルートや南部各地で大規模な空爆があった。

 イスラエル軍は、レバノン南部で激しい戦闘が起こっているとして住民に北への退避を要求した。「ヒズボラが民間人を人間の盾にしている」と主張している。ヒズボラは、レバノン国境で越境しようとしたイスラエル軍と衝突が起こったと声明で発表。「損害を与え、撤退させた」とした。

 レバノン保健省は、1日の攻撃で55人が死亡、156人が負傷したと明らかにした。

 一方、イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザでもイスラム組織ハマスと戦闘を続けている。ガザ保健当局は2日、ガザ南部ハンユニスへ大規模な攻撃があり、51人が死亡したと明らかにした。軍は、ハマスの指揮所になっていたとして北部の学校も攻撃した。

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