牧原秀樹法相は8日の閣議後記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連のイベントに、自身や秘書が計37回出席していたと明らかにした。自民党が公表した調査結果や、共同通信によるアンケートでは接点が確認されていなかった。石破内閣で教団との接点を認めた閣僚は首相を含め9人目。
牧原氏によると、教団主催のイベントに3回、関連団体主催のものに34回出席した。関連団体のイベントの9回は牧原氏本人が出席し、残りの25回は秘書が参加した。
牧原氏はさいたま市大宮区などを選挙区とする衆院埼玉5区で活動しており、初出馬した2005年から教団関係者による選挙のボランティア支援を受けていたという。地元議員の支援者に教団関係者が含まれていたとし「必然的に県議、市議の方に選挙をやっていただく中、応援をいただいた。『あなた、関係者ですか』と聞くこともできない」と釈明した。
自民党の調査には、膨大な日程を振り返るために当初は回答を保留し、23年2月に最終的な報告に至ったと述べた。共同通信のアンケートには無回答だった。