【ワシントン共同】ワシントン・ポスト電子版は8日、著名記者ボブ・ウッドワード氏の新著の内容を報じた。トランプ前米大統領が在任中の2020年、世界的に不足していた新型コロナの検査機器をひそかにロシアのプーチン大統領に送ったと伝えた。
トランプ氏側近の証言として、同氏が21年の離任後に7回、内密にプーチン氏と電話した可能性があるとも報道。電話の内容には触れていない。
民主党候補のハリス副大統領陣営は、トランプ氏とウクライナ侵攻を続けるプーチン氏の親密さを裏付けるとして批判を強めるとみられる。
トランプ陣営は声明で「真実ではなく、狂気と混乱に満ちた人物による作品だ」と反発した。