自民党派閥の裏金事件を受け、衆院選で非公認となった自民前職の細田健一氏(60)=旧安倍派=は10日、新潟2区から無所属で出馬すると表明した。党新潟県連は同日、細田氏を県連推薦とする方針を決めた。党側の判断に、公認申請した県連が異議を唱えた形。
細田氏は10日午前、同県燕市で開いた地元支援者らとの会合に出席。記者団に「背中を押してもらった。大変厳しい戦いになるが、決断した」と述べた。
県連会長の佐藤信秋参院議員は午後、新潟市での県連会合で「今までと同様に細田氏をしっかり支える」と強調。県連として万全の支援態勢で臨む考えを示した。県連幹部によると、細田氏本人から推薦要請があった。