民間シンクタンク「ブランド総合研究所」（東京）は13日、2024年の都道府県魅力度ランキングを発表し、北海道がトップ、2位京都府、3位沖縄県となった。北海道は、都道府県別調査を始めた09年から16年連続の首位。2、3位も昨年と同じだった。最下位は佐賀県となった。
同研究所によると、調査は9月、インターネットで男女計約3万5千人から回答を得た。「その地域にどの程度、魅力を感じるか」など90項目を尋ねた。
北海道は札幌市や函館市など観光都市が多いことなどが評価された。京都は歴史、沖縄は離島というはっきりしたイメージが上位になった要因とみられるとしている。
人気アニメ「ラブライブ！サンシャイン！！」の舞台となった静岡県が23年の14位から9位に上昇。24年3月に北陸新幹線が延伸した福井県は、七つ順位を上げて31位になった。
23年に最下位だった茨城県が45位、埼玉県が46位だった。同研究所は「地域のブランド力を高める取り組みが各地で進み、上位と下位の差が縮まった」と分析した。