名古屋市の河村たかし前市長(75)の衆院選出馬に伴う市長選で、自民党が独自候補擁立を断念したことが15日、関係者への取材で分かった。自民党市議団が所属する横井利明市議(63)に出馬を要請したが、党本部が独自擁立による衆院選への影響を懸念したという。横井氏は、取材に「準備を進めていたので極めて残念だ」と述べた。
市長選には、河村氏から後継候補に指名された元副市長で地域政党「減税日本」副代表の広沢一郎氏(60)、無所属の参院議員大塚耕平氏(65)、政治団体「学生党」の西田礼孝氏(27)、政治団体「緑の党グリーンズジャパン」共同代表尾形慶子氏(67)の4人が出馬の意向を示している。