衆院選立候補者のうち、自民党では国会議員を親族が受け継ぐ「世襲」候補が共同通信の調査で、3割弱を占めた。世襲制限を主張してきた野田佳彦代表率いる立憲民主党も1割を超えた。世襲は136人に上り、全体の1割となった。
自民は石破茂首相や小泉進次郎選対委員長を含め97人。岐阜、鳥取、山口の3県では全小選挙区が世襲候補となった。立民は27人だった。
主な新人では、自民から根本匠元厚生労働相の長男や、故塩川正十郎元財務相の孫らが出馬。二階俊博元幹事長の三男も後継として地盤を引き継ぐ。
立民では故辻一彦元民主党衆院議員の次男が立候補した。鳩山由紀夫元首相の長男は国民民主党から出馬した。