【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが新株発行で少なくとも100億ドル(約1兆4900億円)を確保する方向で調整していることが15日、分かった。米メディアが報じた。機体の品質問題に伴う業績不振に加え、ストライキ長期化により財務状況が悪化していた。新株や社債の発行などで、今後3年間で最大250億ドルを調達する可能性があるという。
ボーイングは機体の品質問題で受注が落ち込むなどして業績が悪化。さらに9月に始まった米国内でのストも終結が見通せていない。新株発行などについて声明で「手元流動性を確保するための対応だ」と説明した。