【ジャカルタ共同】東南アジア初の体操の世界選手権が来年10月、インドネシアで開かれるのを前に、国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が16日、ジャカルタで記者会見した。高齢者にスマートフォンで体の動かし方を伝え、データを医療機関と共有する取り組みをインドネシアで試験導入すると発表した。
渡辺氏は来年3月の国際オリンピック委員会(IOC)次期会長選に日本から初めて立候補。会見では会長選について「国や地域を問わず、多くの意見を聞いていきたい」と述べるにとどめた。
渡辺氏は「高齢化と増える社会保障費は世界共通の課題だ。スポーツで社会に貢献する新しい構想に挑む」と強調した。