【カザン共同】中国の習近平国家主席とインドのモディ首相は23日、BRICS首脳会議に合わせてロシア中部カザンで会談する。中印は国境の係争地を巡って対立し、首脳会談は5年ぶり。係争地問題の克服を進めて関係改善を目指す。
中国は、日米と安全保障協力を強めるインドに接近することで対中包囲網にくさびを打つ狙い。インドには、さらなる経済活性化のため中国の巨大市場を活用したい思惑が透ける。
インド外務省は21日、中国との間で国境の係争地に関するパトロールの取り決めについて合意したと発表した。インドメディアによると、両国軍は係争地の実効支配線周辺のパトロールを月2回実施し、人員を15人にする内容。