トヨタ自動車子会社のトヨタ車体(愛知県刈谷市)は23日、世界一過酷とされる自動車競技「ダカール・ラリー2025 サウジアラビア」の参戦発表会を同県豊田市で開いた。トヨタ車体が開発、生産するスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー300」シリーズをベースにしたラリー仕様車2台で挑み、市販車部門12連覇を狙う。
参戦はトヨタ車体の前身チームが初参戦して以来、通算31回目。
社員ドライバーの三浦昂氏は「ランクル300のポテンシャルを引き上げる開発に挑戦してきた」と説明。より障害に強くなったという。レースで得られた知見は、今後の市販車の開発に生かされる。