千葉県は24日、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された香取市の養鶏場で、飼育されていた採卵鶏約3万7千羽の殺処分を完了したと発表した。今季の養鶏場での発生は、北海道に続き全国2例目。
県によると、周辺の清掃消毒などの防疫措置は数日中に終える。半径10キロ以内にある養鶏場48カ所に対する計約370万羽の移動や搬出の禁止は、11月中旬の解除を目指す。
今月22日、養鶏場から県へ通報があった。遺伝子検査で23日に陽性が確定。同日午前から県や市が鶏の処分を始めた。
今季、養鶏場での鳥インフル確認は、北海道厚真町の施設が1例目。18日までに、食肉用の鶏約1万9千羽が殺処分された。