石川県観光連盟は24日、能登半島地震で被災した地域の観光復興を後押しするため、旅行会社を対象とした視察ツアーを実施した。伝統工芸の体験や、地元鉄道会社の「語り部列車」乗車などの行程を通じて、観光関連の復旧状況を発信し、PRしてもらう狙い。
首都圏などから担当者12人が参加。七尾市では伝統工芸の木工細工の制作を体験した後、第三セクター「のと鉄道」の語り部列車に乗車し、地震の被災や復旧の状況に聞き入った。
訪日外国人向けの旅行商品を手がけているという旅行社の女性は「被災した大変な状況の中で、観光客をもてなそうという強い思いが伝わった」と評価。能登方面のツアーも開発する考えを示した。