24日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、1ドル=152円台前半で取引された。急速な円安進行をけん制した加藤勝信財務相らの発言が材料視され、円売りドル買いの動きが一服した。
午後5時現在は前日比23銭円高ドル安の1ドル=152円12~14銭。ユーロは03銭円高ユーロ安の1ユーロ=164円22~26銭。
23日の海外市場で一時1ドル=153円台を付けた流れを受け、取引開始直後は日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが先行した。その後、加藤氏や青木一彦官房副長官が相次いで市場動向を注視する姿勢を示したことを背景に、円を買い戻す動きが加速した。