悪質ホストクラブの問題を巡り、坂井学国家公安委員長は24日、多数のホストクラブが集まる東京・新宿の歌舞伎町を視察した。視察後の報道陣の取材に、警察庁が設置して対策を議論している有識者検討会に関し「年内にも最終報告書を取りまとめていただきたいとお願いした」と話した。
悪質な店やホストが女性客に多額の借金を背負わせて売春をさせるなど被害が深刻化。坂井氏は売春目的の客待ちが問題となっている大久保公園周辺などを見て回った。
検討会の中間報告では、恋愛感情に乗じた女性客への高額請求や、不当な売掛金の取り立てといった悪質行為を風営法の順守事項や禁止行為に加えて規制する案が浮上している。