【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC)締約国会議議長は24日、「ICC検察官の事務局員への不適切行為疑惑に関する報告を把握している」との声明を出した。英紙デーリー・メールが、ICCのカーン主任検察官による女性職員へのハラスメント疑惑を報じていた。ロイター通信によるとカーン氏は疑惑に「真実はない」と全面否定している。
カーン氏は、ロシアのウクライナ侵攻に関連しロシアのプーチン大統領、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡りイスラエルのネタニヤフ首相の逮捕状を請求したことで知られる。
ICC締約国会議議長の声明は「いかなる違反も許さない。非常に深刻に受け止めている」としている。