博覧会国際事務局(本部パリ)のケルケンツェス事務局長は25日、大阪市内で記者会見した。来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博について、会場となる人工島・夢洲は交通手段が限られることから、会期中の混雑緩和の手段として周辺に立地する企業や官庁のテレワーク推進を挙げた。
ケルケンツェス氏は、運営面の調整を加速する考えを示した上で「来場者に素晴らしい体験をしてもらえるよう日本政府とも緊密に連携し、開幕に向けて努力したい」と意欲を語った。24日には会場を視察後、大阪府の吉村洋文知事と面会し「かなり建物も出来上がっており、必ず4月までには間に合うという確信を得た」と話した。