【ニューヨーク、台北共同】米競売会社ゴールディンは24日、X(旧ツイッター)で大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打ボールを439万2千ドル(約6億6700万円)で落札したのは台湾企業だと明らかにした。スポーツ競技のボールで史上最高額だった。
台湾の投資会社「優式資本(UCキャピタル)」は25日、落札したのは同社だとする声明を発表。「この歴史的に価値のあるボールを台湾に持ち帰り、歴史の一瞬を共有することを誇りに思う」とした。記念ボールは全世界の野球ファンの心にある「聖杯」だとし、日台の各組織と協力して展示する意向を示した。台湾メディアが伝えた。
競売会社のゴールディン氏は「多くの人がボールは日本に渡ると思っていたが、そうではなかった」と語り、落札者は「野球と大谷選手を愛する台湾企業だった」と説明した。