【タイピン共同】マレーシア西部ペラ州タイピンで日本人が死傷した観光バス事故で、地元警察は25日夜、記者会見を開き、前方不注意が原因だった可能性があるとみて、マレーシア人のバス運転手を捜査すると明らかにした。運転手は顔などをけがして入院しており、警察は回復を待って事情を聴く方針。
警察によると、24日午後1時半(日本時間同2時半)ごろ、ペラ州の高速道路で、58~80歳の日本人観光客の男女11人とマレーシア人のガイドを乗せたバスが前方を走っていたトラックに追突。奈良県出身の女性(73)が胸や腹部を負傷し、搬送先の病院で死亡した。
日本の旅行大手JTBによると、11人は同社のツアー客で、7日間のツアーに参加するため21日に関西空港を出発した。