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首相、野党と連携の可能性に言及 与党過半数割れでも政権維持意欲

共同通信 2024年10月27日 23時49分

 石破茂首相(自民党総裁)は27日夜、衆院選投開票を受けてテレビ各局の報道番組に相次いで出演し、自民単独の過半数割れが確実となった状況を「極めて厳しい状況だと認識している」と受け止めた。苦戦の要因に自民派閥裏金事件を挙げ「政治とカネの問題について全くご理解をいただけていないことが一番大きかった」と分析した。

 自民、公明両党の与党過半数割れとなった場合の政権維持には意欲を表明。「われわれが掲げた政策の実現に向けて最大限努力していかないといけない」と述べた。

 連立政権の枠組み拡大に関しては「どの政策であれば一緒にやれるかどうかが優先順位の一番上に来るべきだ」と強調。2024年度補正予算案の編成過程で、野党の主張を一部取り入れる可能性にも言及した。

 裏金事件を巡り「公明党に迷惑をかけた」と陳謝した。裏金問題に関係した非公認候補が代表を務める党支部に、公認候補の支部と同額の2千万円の活動費を支給した対応を問われ「意図して同じ金額になったわけではない」と釈明した。

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