公明党は石井啓一代表(埼玉14区)を含め、小選挙区候補11人のうち7人が落選した。小選挙区候補はいずれも比例代表との重複立候補はしておらず、公示前32議席を下回る24議席に終わった。小選挙区では他に佐藤茂樹副代表(大阪3区)ら前職4人と新人2人が落選し、小選挙区での当選は、目標としていた全員当選には遠く及ばず4人にとどまった。公明代表の落選は2009年の太田昭宏氏以来。
石井氏は、代表を15年務めた山口那津男氏の後を受け、先月28日の党大会で代表に就任したばかりだった。ラジオ番組で、衆院選を巡る責任の取り方について問われ「最終的な結果を見て判断したいと考えている」と述べた。
小選挙区では岡本三成政調会長(東京29区)、赤羽一嘉前国土交通相(兵庫2区)、中野洋昌元経済産業政務官(兵庫8区)、斉藤鉄夫国交相(広島3区)が当選した。
大阪、兵庫の6選挙区は日本維新の会との対決となり注目されていたが、公明の2勝4敗だった。
比例代表は公示前の23議席以上の確保を目指したが、20議席に減らした。