中国電力は28日、島根原発2号機(松江市)の再稼働に必要となる安全対策工事が完了したと発表した。原子炉への核燃料装填が可能になり、同日中に装填作業を開始する予定。中国電は12月上旬に原子炉を起動し、同月下旬に発送電を始める方針で、2025年1月上旬の営業運転再開を目指す。
島根2号機は定期検査のため12年1月に運転を停止。中国電は約1週間をかけて、これまで使用していたものと、新燃料の計560体を装填する。
島根原発は全国で唯一、県庁所在地に立地。東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」で、東北電力が同じタイプの女川原発2号機(宮城県)を今月29日に再稼働するとしている。