自民党派閥裏金事件で非公認となり、衆院選兵庫9区で当選した元経済産業相の西村康稔氏(62)が28日、兵庫県明石市で取材に応じ「自民党がもう一回信頼を回復するために役割を果たしたい」と追加公認に期待感を示した。自らへの党員資格停止1年の処分については、どうなるか話をよく聞きたいと述べた。
自民党幹部は裏金事件を巡る非公認前職の追加公認は当面行わない考えを示している。
西村氏は一夜明けた28日午前、地元有権者に感謝を伝え、祝福の声に加えて「もう間違いを犯すなよ」という声もかけられたという。
前回選より5万票以上減らしたことに「真摯に受け止める。ゼロから再出発していく」と語った。