【北京共同】中国宇宙当局は29日、独自に建設した宇宙ステーション「天宮」に向け、中国北西部の酒泉衛星発射センターから日本時間30日5時27分に有人宇宙船「神舟19号」を打ち上げると発表。3人の宇宙飛行士が搭乗し、天宮とドッキングした後、天宮で現在活動中の3人と交代する。
中国宇宙当局者は29日記者会見し、2030年までに中国人初の月面着陸を実現する計画の進捗状況も説明し、準備は「順調だ」と述べた。月面に向かう有人宇宙船の打ち上げ施設を海南省文昌に建設中だと明らかにした。宇宙船やロケット「長征10号」、月面着陸機や月面で移動する車両の製造も計画に基づいて進んでいると強調した。