大相撲の新大関大の里が29日、福岡市西区の二所ノ関部屋で稽古を再開し、一年納めの九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)へ始動した。四股やすり足などの基礎運動を中心にじっくりと調整し「またここから頑張ります」と気持ちを奮い立たせた。
土の感触を確かめながら入念に体を動かすと、幕下以下の力士に胸を出した。稽古中には、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)から助言を受ける場面もあった。
27日終了の秋巡業を「アデノウイルス感染症」による体調不良で17日から途中離脱。状態が懸念される。「少し稽古が不足している部分もあるが、しっかり準備を積んでいきたい」との気持ちでペースを上げていく。