JR東海は29日、25年3月期の連結純利益予想を従来の3810億円から3920億円に上方修正した。前期比0.9%減の見通しだったが、一転して2.0%の増益となる。観光や訪日客の好調な需要を背景に東海道新幹線と在来線の鉄道利用が増加し、運輸収入が当初の想定を上回った。売上高も1兆7400億円から1兆7620億円に引き上げた。
同時に発表した24年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比19.8%増の2336億円となり、中間期として過去3番目の高水準。売上高は6.9%増の8738億円だった。
東海道新幹線の運輸収入は7.2%増の6361億円、在来線は6.5%増の502億円だった。