【キーウ共同】米紙ニューヨーク・タイムズは29日、ウクライナのゼレンスキー大統領が対ロシア戦争の「勝利計画」を米国側に示した際、長射程の米国製巡航ミサイル「トマホーク」の供与を求めたと報じた。米当局者の話としている。
同紙によると、トマホークの射程は約2400キロ。米国がウクライナに供与した射程300キロの地対地ミサイル「ATACMS」の7倍以上で、ウクライナ領内から発射すると、モスクワやロシア中部の都市も射程に入る。
米当局者は、全く実現不可能な要求だとして、勝利計画に憤りを示したという。