【北京共同】英製薬大手アストラゼネカは30日、同社の中国代表が中国当局の調査を受けていると発表した。当局の調査に「全面的に協力する」と表明した。中国代表が拘束されているのかどうかや、どのような調査を受けているのかなど詳細は明らかにしていない。
アストラゼネカによると、中国代表は2014年に就任し、中国事業を拡大させた。17年からはアジア太平洋地域を担当する幹部を兼任した。
同社は中国事業は現在、別の幹部の下で継続していると説明した。
中国当局は昨年3月にアステラス製薬の日本人社員で現地法人幹部の男性を反スパイ法違反容疑で拘束。スパイ罪で起訴したことが今年8月に判明した。