陸上自衛隊は31日、部下に威圧的な言動をするパワハラを繰り返し、精神的苦痛を与えたとして、東部方面隊に所属する50代の男性陸将補を停職1日の懲戒処分にした。陸将補は言動を認めた上で「コミュニケーションのつもりだった」とパワハラの意図を否定しているという。
陸自によると、陸将補は中部方面隊に所属していた2010年8月~12年3月、部下3人に対し「ばか」「おまえは頭悪いから」などの暴言を恒常的に繰り返し、プラスチックバットで頭をたたくなどした。昨年1月に相談があり、発覚した。
森下泰臣陸上幕僚長は「ハラスメントを許容しない組織風土を根付かせるよう徹底する」とのコメントを出した。