西武グループは31日、北海道から九州までのリゾート開発の跡地など社有林計約3千万平方メートルを、2030年までに自治体などと協定を結ぶなどして自然を守る「環境保全推進地区」に選定すると発表した。各地区を「西武の森」と名付け、生物多様性の保護活動や二酸化炭素削減に向けた森林整備などに取り組む。
対象は北海道、宮城、群馬、埼玉、神奈川、新潟、滋賀、宮崎、鹿児島の9道県18地区で、全社有地の約3割の広さ。スキー場やゴルフ場などとして取得し、開発に着手しないままだった遊休地も含め、現在は森林となっている。
一部地区では既に協議や活動を開始。