四国電力は31日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)が30年を超えて運転するのに必要な計画を策定し、原子力規制委員会に認可申請した。3号機は運転開始から12月で30年を迎えるが、認可は2025年6月に施行される新制度下で運転を継続するために求められる。3号機は定期検査中で、今年11月12日ごろ終了する見通し。
新制度では、運転開始30年以降は10年を超えない期間ごとに、施設の劣化状況の確認方法や必要な措置などをまとめた「長期施設管理計画」を策定し、規制委の認可を受ける必要がある。新制度施行に伴い、四国電は、部品の製造停止に備えた情報収集や対応方法などを計画に盛り込んで申請した。