【ワシントン共同】米韓両政府は10月31日、ワシントンで外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を開き、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験を強行した北朝鮮への対応で、米国が核兵器と通常戦力で同盟国を守る拡大抑止の強化を確認した。米韓2プラス2は2021年3月以来、約3年7カ月ぶり。
オースティン米国防長官は共同記者会見で、北朝鮮と軍事協力を深めるロシアがICBMの発射に関与した可能性について「兆候は見られない」と指摘。韓国の金龍顕国防相も否定した。米韓両政府は、北朝鮮がロシアへの兵士派遣の見返りに、核・ミサイル開発で技術支援を受けることを懸念している。