国際通貨基金(IMF)は1日発表したアジア太平洋地域の経済見通しで、2024年の経済成長率を4.6%と予測した。4月公表の予想から0.1ポイント上方修正した。IT製品の需要が急増し、域内全体で輸出が持ち直した。中国は0.2ポイント改善して4.8%となったが、不動産市場の調整が民間需要の重しとなった。
インドと韓国も0.2ポイント上振れし、それぞれ7.0%と2.5%だった。一方、オーストラリアは0.3ポイント下方修正し1.2%だった。
25年の予想は域内全体で4.4%とし、前回から0.1ポイント引き上げた。