ホンダと旭化成は1日、カナダでのリチウムイオン電池材料事業の共同出資会社について、2025年初めの設立を目指すと発表した。資本金は約2億4千万カナダドル(約260億円)で、旭化成側が75%、ホンダ側は25%をそれぞれ出資する。
北米の電気自動車(EV)市場の拡大に向け、1800億円を投じて電池の主要材料「湿式セパレータ」の生産工場を27年に稼働する計画だ。
旭化成の堀江俊保代表取締役は1日の決算記者会見で「米大統領選で共和党政権になれば環境政策の見直しはあると思うが、中長期的にはEV化の流れは変わらない」と説明した。